松原市の島田歯科診療所です。

〒580-0042 大阪府松原市松ヶ丘1-336

歯周病治療

歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染によって歯周組織に炎症が起こっている病気です。
歯と歯肉の境目の清掃ができていないと、そこに細菌が停滞し歯肉の辺りが赤く炎症したり、腫れたりします。痛みはほとんどなく、静かに進行していきます。 歯周病が進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える歯槽骨が溶けて歯がグラグラして、ものが噛めなくなり、最後には抜歯をしなくてはならなくなります。 また、歯周病が糖尿病などの生活習慣と関連しており、全身の健康面からも予防が大切です。

歯周病の進行

健康な状態

歯茎はピンク色で、歯と歯茎の間には1~2mmほどの隙間(歯肉溝)がある状態。
歯ブラシをしても出血しません。

歯肉炎(初期段階)

歯周病の第一段階。
赤色の歯肉で、歯と歯の間の歯肉が丸みを帯びて膨らんでいる状態です。
痛みはないが、歯ブラシをしたら出血したり、腫れた歯と歯肉の間に歯垢が溜まって悪化します。

歯周炎(中度)

赤紫色の歯肉で歯と接している部分の歯肉がさらに腫れる状態。
歯周ポケットがさらに深くなり(4~6mm)、歯と歯の間も広がって食べ物がよく詰まるようになります。痛みを感じ、自身では歯磨きをしにくくなるのでさらに悪化。歯ブラシで出血や膿が出ます。

歯周炎(重度)

歯を支えている骨が大きく溶け、歯のグラグラがひどくなる状態。
歯周ポケットは非常に深くなり(6mm以上)、歯根には多量のプラークや歯石がびっしり付着します。そのままにしておくと、やがて歯が抜け落ちます。

歯周病と関連性がある病気

心臓病 、糖尿病 、肺炎 、骨粗鬆症、早産など。
歯周病はお口の中で、唯一、生活習慣病であり、全身の健康と深く関わっています。
上記の病気は互いの症状を悪化させてしまうので、かかりつけの病院で共に治療していくことが大切です 。

歯周病のセルフチェック

こんな症状はありませんか?

以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。 お早めにご相談ください。

朝起きた時、口の中がネバネバする
歯磨きをした時、出血する
口臭が気になる
歯肉がむずがゆい・痛い
歯肉が赤く腫れれている
硬いものが噛みにくい
歯が長くなったように見える
歯と歯の間に隙間ができ、食べ物が挟まる

※3つ以上当てはまる ⇒歯科医院を受診しましょう。

※6つ以上当てはまる ⇒歯周病が進行しています。今すぐ歯科医院で相談しましょう。

※全部当てはまる   ⇒歯周病がかなり進行しています。すぐに治療を受けましょう。

歯周病を進行させる原因

  • 歯ぎしり、食いしばり
  • 不適合な冠や義歯
  • 喫煙
  • ストレス
  • 全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン異常)
  • 長期の薬服用

歯周病の治療・予防

歯周病の治療は可能ですが、最も大切なのは予防・診断・治療・メンテナンスです。

  • 正しいブラッシングを毎日実行すること。(ブラッシング指導を行います) 歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておくこと
  • 歯科医院で専用の器具を使用し、歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症の元になる細菌を徹底的に除去すること
  • 定期的に歯科医院で専門的なクリーニングを受けるなど、メンテナンスをしておくこと