松原市の島田歯科診療所です。

〒580-0042 大阪府松原市松ヶ丘1-336

小児歯科について

小児歯科では、お子様の成長期における虫歯予防と治療に焦点を当てます。治療だけでなく、歯磨きの指導やフッ素塗布などの定期検診を通じて、お子様の口腔健康を継続的にサポートし、健康な永久歯への移行を支援します。親と歯科医師が共に責務を果たし、お子様の歯と口腔の異常に気付いた場合はお早めにご相談ください。

乳歯の重要性

乳歯は、丈夫な永久歯への生え変わりの準備や、永久歯の正しい位置への誘導など、重要な役割を果たします。また、乳歯は顎の骨の発育や適切な噛み合わせにも影響を与えます。

新しく生えた歯は非常に繊細です

乳歯だけでなく、永久歯が生えたばかりの段階も、歯の表面が粗く、汚れが付きやすく、虫歯になりやすい時期です。なお、乳歯に虫歯があると、永久歯も虫歯になるリスクが高まります。

虫歯になりにくい歯へ

新生児のお口は無菌状態で虫歯原因の菌が存在しないと言われますが、なぜ虫歯が発生するのでしょうか? 実は虫歯は感染症で、お口のスキンシップや共有具、愛情表現を通じて、大人の口から子供の口に菌が感染します。周囲の大人は自身の菌を減らすことが重要で、子供にも虫歯が見つかれば適切な治療と定期健診が必要です。

感染の窓

虫歯の原因菌は硬い歯に生息しやすい性質があり、お子様の口に感染しても歯が生え揃う前は定着しません。前歯は磨きやすいため問題ありませんが、奥歯が生える時期(1歳半から2歳半ごろ)は食事や磨き残しが影響し、菌の定着が懸念されます。これを感染の窓と呼びます。この時期の対策が重要で、菌の定着を防ぐことに特に留意が必要です。

お子様の歯を健康に保つために

甘味制限、つまり甘いおやつは時間を決めてあげる、それ以外の時間は極力避ける
ダラダラと食べさせない、アメやチョコ、キャラメルなど長くお口の中に残るもの危険
すぐに飲み込ませずによく噛んで食べさせることにより、唾液も促す
お口の中にまだ残っている状態で、次のものを食べさせない
食べ終わった後はお口の中に残っていないか確認する

歯科医院でのお子様の虫歯予防

歯磨き指導

フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯に強い歯質をつくる性質を持っており、虫歯の予防処置に用いられています。乳歯や生えたばかりの永久歯は酸に弱いため、フッ素塗布はお子様の虫歯予防に有効な処置です。3~6ヶ月ごとの定期検診の際にフッ素塗布を行い、虫歯を予防していきます(フッ素塗布に抵抗のある保護者の方は、塗布前には確認しますのでお伝えください)。またご家庭でのフッ素洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を、定期検診と並行されるとより効果的です。

フッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯に強い歯質をつくる性質を持っており、虫歯の予防処置に用いられています。乳歯や生えたばかりの永久歯は酸に弱いため、フッ素塗布はお子様の虫歯予防に有効な処置です。3~6ヶ月ごとの定期検診の際にフッ素塗布を行い、虫歯を予防していきます(フッ素塗布に抵抗のある保護者の方は、塗布前には確認しますのでお伝えください)。またご家庭でのフッ素洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を、定期検診と並行されるとより効果的です。

シーラント

お子様の歯、特に奥歯の溝は複雑かつ深いので、歯ブラシが届きにくいため虫歯になりやすいです。この溝をフッ素配合した樹脂で埋めることで浅くし、虫歯になりにくくする処置をシーラントと呼びます。シーラントは歯を削らず痛みもなくできる、健康保険適用の虫歯予防処置です。

虫歯予防以外に大切なこと

小児歯科は、虫歯の予防だけではありません。 下記の症状があれば、お子様の歯や顎に大きな影響も及ぼしますのでお早めの改善が必要ですのでご相談ください。

指しゃぶり
爪を噛む
頬杖をつく、うつぶせ寝、横向き寝
唇を吸う
お口がポカンと開いている
歯ぎしり
座り方、姿勢が悪い
歯並びの相談

当院からのお願いになります

  • 初めから上手にできるお子様ばかりではありません。少しずつ歯科医院に慣れていただくよう努めますが、緊急の処置が必要な場合には保護者の方にもお手伝いいただくこともありますのでその際はご協力ください。
  • 家でも歯ブラシや仕上げ磨きを楽しくされているお子様は、初めから上手にお口を開けてくれることが多いと経験的に感じます。歯のことはすべて歯科医院から始まるのではなく、生まれた瞬間から始まっていると思ってください。まずは保護者の皆様とお子様とのスキンシップから始めていただくことが、小児歯科の始まりと考えてください。
  • できてしまった虫歯は、治療させていただきますので、歯科医院へ連れてきてください。ただし、お家ではマイナスイメージの言葉(痛い、怖い、抜くなど)はお子様に言わないようにしてあげてください。子供さんは大人の我々よりも想像力が豊かです。そんなマイナスな気持ちいっぱいで歯科医院に連れてこられたらどう感じますでしょうか?できる限り当院では楽しいイメージを作るよう努めていますので、お家の方でも楽しいところだよと教えていただけたら幸いです。
  • お子様が虫歯にならないようにするには、保護者様のサポートが大切です。お子様の永久歯はお子様が一生付き合っていく歯なので親が大切にしてあげましょう。親御様の正しい判断が、将来のお子様の口腔内環境をよくすることにつながります。